2023年10月15日日曜日

flutterについて、学んだことなど

Swiftについて学んできたため、つい比較してしまいがちです。
SwiftUIと比較して、書いてみました。

  • 似ているようで似ていない
  • flutterには、SwiftUIにおける「View」という概念が、「Widget」と呼ばれるものになる
  • SwiftUIのようにWidgetの中にWidgetを入れ子にしていく、これを「ラップ」と呼ぶようだ
  • SwiftUIにおけるモディファイアで各プロパティを指定するのではなく、Widgetの引数に含まれてゆく。そのため、SwiftUIに比べると読みづらく感じる
  • 状態を持たないStatelessWidgetと、状態を持つStatefulWidgetがある
  • このStatefulWidgetが厄介者で、扱うために状態用のクラスを作成したりと、更に読み辛く、書き辛くしている
  • そこで便利なライブラリがRiverpodとHooksである。初学者がこれを学ぶには、YoutubeでルビーDogさんの動画を見ると、すごく分かりやすいと思う。
  • flutterは主に外部のライブラリを導入して扱うことが主であり、いろいろなライブラリに関する知識が重要に感じる
  • このライブラリ導入が手間に感じるが、実は素晴らしく実装を簡単にしてくれるものがあり、使ってみると案外悪くない
  • しかしやはりネイティブの機能をフルに扱えないため、別途ネイティブでの実装が必要になる

入社から現在まで!

 さて、2023年7月にモバイルアプリエンジニアに転職いたしましたが、はや3ヶ月・・・あっという間ですね

入社から現在までの経過をざっくり記しておきたいと思います!

7月

  • 入社日は、手続きやPCセッティング
  • 翌日より、週3日出社、週2リモートでアプリ開発研修開始
  • 研修では、仕様書に基づき天気予報を表示するアプリを作成し、テストケース作成、結合テストまで実施(Swift及びSwiftUIの2パターン作成)
  • 入社前から研修させて頂いていたので、7月はほぼSwiftUIのみ
  • 先輩にレビューしてもらいつつ作成
  • 月末、案件がSwiftからflutterになりそうで、この案件にするか、別にするか確認された!しかしこれはflutterも学べると良いチャンスだ!と思い、承諾!
    頑張ります!
8月
  • 半人月(10日程度/月)で初めての案件に参画
  • SwiftUIが使用されていた
  • アプリは大部分は既にできており、不具合修正や簡単な機能追加に携わることができた
  • このアプリをflutterにするとのことで、残り半人月でflutterの学習を行った
    なお、この時点でflutterは全くの未経験でした
  • flutterでよく使われるRiverpodなどの状態管理を扱えるようになるべく、まるばつゲームアプリを作成!完成したのは9月半ばで、学び初めから約1ヶ月で作りました!
9月
  • 今月から1人月に!
  • そして出社が週1日に!
  • 初めてApple Watchアプリにも携わり、iPhone側との通信の仕組みや、ワークアウト周りについて少し学ぶことができた
  • 中旬までSwiftUIの方の機能追加や不具合修正、携わった部分のテストケース作成
  • その後、flutter版のコンポーネント作成から開始
  • 2週間ごとのスプリント(?)で1機能実装していくことに!
10月
  • 今月からフルリモートに!!
  • 1回目のスプリント終了!デザインやバックエンド側も未完成、アプリ側は仮デザインでUIのみ完了・・・?割と急がないと大変だ!
  • 2回目のスプリント開始!またも仮デザインでの実装、1回目のスプリントも継続で、デザイン変更点が多く、修正に時間が・・・。
  • API設計(大まかな叩き台?)作成を依頼され、APIについて少し学んだ!
  • バックエンドの人が副業のため、リーダーがバックエンドも兼ねる・・・かも?
と、ざっくりとした現在までの経過です!

もっと書くことあったと思うけど・・・こまめに書かないと、書ききれませんね・・・

こんな感じで、iOSエンジニアも目指す!からの、flutterを学ぶ機会を頂けたので、なんでもできるモバイルアプリエンジニア目指したいですね!

かなり間が空いてしまいましたが・・・実は・・・?

かなり間が空いてしまいましたが、みなさま、お久しぶりです。

実はなんと・・・

都内のSES(及び受託開発も行う)企業様より内定をいただきまして、2023年7月よりモバイルアプリエンジニアとして転職いたしました!

ようやく、エンジニアデビューできました!!
2022年9月の転職活動開始から、2023年3月の内定獲得まで、実に半年かかりました・・・

エンジニアデビューまでをまとめると、こんな感じです!
  1. 2015年4月、プラント設備メンテナンスの会社(建設業)に新卒入社。
    発電所設備のメンテナンスを行う部署で、作業責任者として工事を担当。
    体育会系な雰囲気や古い組織体質が合わないと感じつつも、頑張る。
  2. 2021年12月、iOSアプリを作ってみたいと思い、M1 Macbook Airを購入し、書籍とUdemyで学習開始するも、情報の古さで苦戦。
    福利厚生や給与、人間関係は特に悪く感じておらず、転職するか趣味とするか悩みつつ、ぼちぼちと学習する。
  3. 2022年5月、未経験からのエンジニア転職は30歳超えると厳しいとの現実を知り、また短期間でのスキルアップ及び転職を目指し、iOSアカデミアという、iOSアプリに特化したオンライン制プログラミングスクールに入校。
  4. 2022年9月、初めての個人アプリ(コロナ禍における行動履歴をメモするアプリ)をリリース。
    スクール卒業と共に、スクールが提携している転職エージェント頼りでの転職活動を開始。しかし、iOSアプリエンジニアとしての未経験可能な求人が限りなく少なく、エージェントからはJavaやWebなどの求人を勧められる。平日しかやり取りできないなど、やり取りに時間を要したり、希望ではない求人が多く、次第に懸念を感じ始める。
  5. 2022年12月、これではいつまで経っても転職できないと感じ、WantedryやGreenなどのIT系転職サイトを活用して、自身で仕事探しを始める。
    また現職が忙しさのピーク期を迎え、転職活動が難航する。(残業、休日出勤で、企業様の希望時間に添えず・・・)
  6. 2023年2〜3月、絶賛ピーク機の中、対応して頂いたSES企業様2社から内定を頂く。
    1社目はモバイル以外も全般的に行う企業様でエージェント経由で応募したところ。
    2社目はモバイルアプリがメインの企業様で、自身で応募したところ。
    悩んだ結果、iOSモバイルアプリに携われる可能性が高そうで、かつ面接時の雰囲気が良かった2社目の内定を承諾。
  7. 2023年4月、退職の意向を伝える。現職がピーク期であったため、引継ぎや、転職に伴う引越し等も考慮し、6月退職を希望。
  8. 2023年5月〜6月、引越し先探しや内見、片付け、引越しでバタバタした日々を過ごす。
  9. 2023年7月、転職先に入社!!!
    (長らく入社をお待たせしてしまい申し訳無かったです・・・)
    そして、実は同期入社がいるとのこと!(嬉しい!)でもコロナで初日からお休みのようでした・・・。会える日を楽しみにしてました😆
といった感じです!(長々とすみません・・・🙇)

長くなってしまったので、一旦この記事はここまでとし、また転職から今までの業務で携わったこと、学んだことなどを書いていきたいと思います!

みなさまからのコメント、お待ちしています!

2023年6月2日金曜日

NSObjectとは

  •  Objective-Cの基本的なルートクラスで、Swiftでも使用される。
  • 他のクラスが継承することで、多くのメソッドやプロパティを利用可能。
    • メモリの管理
    • オブジェクトの等価性の比較
    • クラス情報の取得
    • メソッドの動的な呼び出し
  • ObjectiveーCのプロトコルに準拠しており、相互運用性が向上する。
  • ObjectiveーC特定の機能やAPIを利用する必要がある場合に有効。

AnyObjectとは

  •  Swiftの型システムにおける、プロトコルの一つ。
  • 参照型であるクラスのインスタンスを表すための型。
    • 参照型(class):参照を介して共有
    • 値型(struct, enum):値そのものをコピーして扱う。
  • クラスのインスタンスをAnyObject型の変数やプロパティに代入できる。
  • どのクラスのインスタンスでも受け入れられる。
  • 値型には使用できない。
  • AnyObject型の変数やプロパティには任意のクラスのインスタンスを代入できるが、メソッドの呼び出しなど、クラスのインスタンス特有の操作はできない。

weak 修飾子について

プロパティにweak修飾子をつける理由
  • 循環参照(retain cycle)を避けるため
    • 循環参照とは?
      • メモリリークの一種でオブジェクト間の相互参照によって発生。
        • メモリリーク(Memory Leak)とは?
          • プログラムやアプリにおけるメモリの不適切な使用状態。
          • 不要なメモリの確保や解放漏れにより、メモリ使用量が増加し続ける状態。
      • 2つ以上のオブジェクトがお互いに強参照(strong reference)を持ち、相互に解放されなくなる状態を指す。
        • 強参照とは?
          • オブジェクトが他のオブジェクトを所有することを意味する。
          • 参照カウントが増加し、オブジェクトが解放されない限り、メモリ上に保持され続ける。
          • 強参照がデフォルト。
      • 循環参照が発生すると?
        • オブジェクトが互いに解放されなくなり、メモリの解放が行われない。
        • アプリのメモリ使用量が増加し続け、最終的にメモリリークが発生。
        • メモリリークが継続すると?
          • アプリのパフォーマンス低下やクラッシュの原因となる。
      • 循環参照は相互に強参照を持つ場合に発生する。
    • 弱参照(weak reference)とは?
      • 参照カウントを増加させず、参照先オブジェクトが解放されると、自動的にnilになり、循環参照を解消するのに役立つ。

2023年3月26日日曜日

[SwiftUI]TextFieldで文字列ではなく、数値やnilを扱いたい(挙動の違いも検討)

はじめに

 以前SwiftUI学習のために作成したアプリ(リンク)において、使用者様から、「TextFieldに金額を入力して、その金額のお皿を追加するButtonをタップした際にTextFiledの入力値をクリアできたら良いのでは」というご指摘をいただきました!(ありがとうございます!)

 そこで対応していた際に、うん?簡単そうでうまくいかないぞ?っていう点があり、調べても調べても解決できず苦労した点をここに記します!多分不具合か仕様かと思っています!

詳細わかる方いましたらコメントください!一旦個人的な見解を述べてます!


現在の開発環境

・PC:MacBook Air M1
・Xcode:Version 14.2
・Swift :Version 5.7.2

文字列ではなく、数値を入力値として扱うには?

 TextFieldで扱う値を数値だけにするには、引数textではなく、value及びformat(formatter)を用います。
 textはString型であり、そのままでは数値やnilを許容するオプショナル型を扱えません。format: .numberを指定することで数値にフォーマットすることができます。
 入力するキーボードを指定するには.keyboardType(.numberPad)モディファイアを付与します。

ここで問題が・・・

 valueとformatterを用いていたので、Buttonタップ時にvalueにバインディングしている変数に空文字列""を代入すれば解決・・・とはいきません。
変数には数値を扱うためにInt型にしています。しかし"0"を代入すると"0"が残るので、オプショナル型を用いる必要がありますね。"0"でも良いのですが、指でTextFieldをタップして数値を入力する際に、微妙に邪魔してくれるので、消しましょう。
Buttonタップ時の処理に、@Stateを付与してTextFieldにバインディングしている変数にnilを代入する処理を追記します。
ここまでは何ら問題ありません。

 ここからが問題でした。シミュレータにて、挙動を確認したら、あら不思議。
何ということでしょう・・・TextFieldの値が、消えないではありませんか。
 しかしながら、printで出力して値を確認すると、当該変数の値は変更されています。・・・であれば、Viewが更新されていない可能性があると考え、調べても調べても情報はありません。@StateはViewとリンクしている、これはSwiftUIにおける最大のメリットと考えていましたが・・・こうも裏切られるとは・・・

解決のために

 プロジェクト上では他のコードが影響あるのでは?という懸念を振り払うため、新規プロジェクトを作成し、余計なコードは書きません。
 TextFieldとButtonだけ配置し、さあ実験。結果は・・・やはり変わりません。
そこで、TextFieldをもう一つ増やし、そちらは引数textで挙動を確認しました。
すると驚くことが判明しました。
 textにバインディングしている変数の値に””を代入するパターンはしっかりViewに反映されるのです。そう、valueだけが、nilも数値も、変数に代入した値がViewに反映されていない、ということがわかりました。もちろん変数の値は変更されています。(printで確認ずみ)
 しかし、ある条件下ではvalueの方もしっかりとViewが更新されたのです。これはさまざまな実験をする中での偶然の気付きでした。

原因は・・・?

 その条件とは、value側のTextFieldに値を入力した後、text側のTextFieldを選択して、Buttonをタップすることです。要は選択(フォーカス)状態が解除されている場合のみ、TextFieldの値が変更されたのです!text側は選択(フォーカス)状態関係なくViewが更新されるのに・・・。

 詳細な原因は判明しておりませんが、仕様としてこのような挙動がある、ということがわかりました。なので、同じように沼にハマってしまった方にも情報を共有できたらと思い、記事にしました。私自身、まだモヤモヤは残りますが、一旦挙動の違いということがわかり、悩み続けることがなくなり一安心です。
 共感や解決策等ありましたら、お気軽にコメントお願い致します!

以上!

追記

 ちなみに、引数formatではなく、formatterを用いた場合、TextFieldに値を入力しても、リターンキーを押されないと、変数に値が反映されず選択(フォーカス)状態が解除された時点で入力した値が消えます。numberPadにはエンターキーがないため、強制的に解決するしかなくなります。こちらの記事にこの挙動については記載がありました。これにもかなり悩まされました・・・

 あと、流行りのchatGPTに聞いたら、オプショナル型を扱うとViewが更新されないと教えられましたが、大嘘でした笑。

2023年1月8日日曜日

Firestoreでのデータの保存について2

 昨日に引き続き、今回は、Firestoreにデータの保存(書き込み)ができるか、確認を行います。

Firestoreへの保存確認

アプリ名.swiftファイルを以下のように編集する。

import SwiftUI

import FirebaseCore

import Firebase

import FirebaseFirestore


class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate {

    

    func application(_ application: UIApplication,

                     didFinishLaunchingWithOptions launchOptions:                   [UIApplication.LaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {

        FirebaseApp.configure()

        Firestore.firestore().collection("users").document("Message").setData([

            "UserMessage": "message",

            "Date": "messageDate",

            "UserId": "messageId",

        ], merge: false) { err in

            if let err = err {

                print("Error writing document: \(err)")

            } else {

                print("Document succesfully writen!")

            }

        }

        return true

    }

}


アプリをビルドした際にデータが保存されているか、Cloud Firestoreで確認する。

usersというコレクションの中に、
Messageというドキュメント、さらにその中に、
以下のデータが格納されていることが確認できます。
  • Date"messageDate"、
  • UserId "messageId"、
  • UserMessage "message"
これで親、子、孫のように階層状にデータが保存できることがわかりました!

 


2個目の個人開発アプリ、リリースしました!

この年末年始で個人開発アプリ、2個目を無事にリリースしました!

開発環境

  • Xcode 14.2
  • SwiftUI
  • MacBook Air M1 メモリ8G

開発期間

 約6日間、合計40時間程度
 (リジェクト対応含む)

アプリコンセプト

 アプリ起動後簡単に、一定時間毎に通知するタイマーを設定できる

アプリ開発背

 つい最近、こたつを朝からつけっぱなしで外出して夕方に気がつき、妻に叱られたので「スマホのアラーム機能をわざわざ設定するのも面倒だよなぁ・・・」と思い、「じゃあアプリ起動するだけで通知できるようなアプリを作ればいいじゃん!」ってことで開発しました!
他の学習で行き詰まっており、息抜きも兼ねてです笑

想定するユーザー

 こたつやストーブを消し忘れやすい人たち(私)

実装した機能

  • UserNotificationを用いた通知機能(アプリ起動中でもバックグラウンドでも通知)
  • UserDefaulsを用いた内部データ保存機能
  • Timer.scheduledTimerを用いたカウントダウン機能
  • NavigationStackを用いた画面遷移(かなり特殊に感じました・・・)
  • 通知が許可されていない場合に表示する、アラート機能(設定画面への遷移含む)
  • GoogleAdmobを用いたインタースティシャル(全画面)広告表示機能

アプリ画像





アプリURL

 もしよかったら、ダウンロードしてみてください!

このアプリの今後について

 特にありませんが、機能改修希望や不具合ありましたら、ご連絡いただければ対応考てます!

flutterについて、学んだことなど

Swiftについて学んできたため、つい比較してしまいがちです。 SwiftUIと比較して、書いてみました。 似ているようで似ていない flutterには、SwiftUIにおける「View」という概念が、「Widget」と呼ばれるものになる SwiftUIのようにWidgetの中に...